技術系

先輩社員インタビュー 技術系H.HH.H
分散研究本部 CCM開発部
2018年度入社/理学研究科 生物分子科学専攻

入社動機身近な色彩を生み出す仕事に魅力を感じて。

プラモデルづくりが趣味で、仕上げに塗装していたこともあり、「色彩」を事業にしている当社に興味を持ちました。私たちの生活に欠かせないプラスチック製品などに彩りを与えているのが当社の着色剤だということも魅力的でした。説明会や選考の過程で社内の明るい雰囲気や一人ひとりが仕事に誇りを持っていることを感じ、ここならば世の中の彩りに貢献しながら自分らしく働けると考えて入社を決めました。

仕事内容最新ITで色を計測・管理するソフトウェアを開発する。

私の所属部署は、CCM(コンピュータ・カラーマッチング)と呼ばれる技術を用いた自社ソフトウェアを開発・提供しています。CCMとは、その名の通りコンピュータの力を借りて調色、つまり色合わせをする技術。社内で活用するだけでなく「COLORCOM SYSTEM」という製品名で販売しており、自社の着色剤の基本色を組み合わせて目的の色を出す配合量を決める際に、このCCMを使います。そのため、着色剤を扱う事業部と頻繁に情報・意見交換をしながらソフトウェア開発を進めます。また、日々進化するITの動向に目を配り、常に最新技術を学び、取り入れるよう励んでいます。

ある1日のスケジュール
8:30出社。メールチェック、業務確認
8:40お客様から預かったCCMデータ用サンプルの測定・解析
9:30お客様専用データの構築
12:00昼休み。社員食堂でランチ(近頃はソーシャルディスタンスで)
13:00昼礼
13:15ソフトウェアのプログラム設計・コーディング
16:30実装・未実装機能の確認、翌日の準備
17:00退社
作業風景

仕事の
やりがい
社内外の多くの人に色に関するソリューションを提供できる。

私たちの提供するソフトウェアは、色に関する技術・製造上のさまざまな課題の解決や作業負担の軽減に貢献しています。開発にあたっては、色に関する世界中のあらゆる規格を調査したり、目で見た色と機械が測定した色を一致させる方法を研究したりと、地道に知見を集めることが大切です。また、得た知見や技術をソフトウェアという形で提供するために、セキュリティ機能や近年話題の機械学習、それらを組み込むプログラミングなど幅広い知識と技術が必要で、とても難しい仕事だと感じています。しかし「このソフトウェアのおかげで、ずっと苦労していた現場作業の負担が減った」という声が嬉しく、それを励みに日々努力しています。

大日精化の
魅力
いつでも何でも相談できるチームワークが心強い。

仕事で多くの人と協力し合うなかで、部署や年代の違いを気にせず相談しやすい職場環境だとつくづく思います。製品開発はチームワークであり、開発の途中で生じるさまざまな課題を共有したり、相談したい時が多々あります。そんな時、どんなに些細なことでも親身に向き合ってくれる上司や先輩方、他部署の方の存在が心強く、感じたことや意見を言いやすいのです。これは、私の部署だけではなく当社全体の特長だと思います。

今後の目標知識と経験を重ねて全社のIT、ICT活用を牽引していく。

今の仕事を通じて身に付けた技術に最新技術を取り入れて、当社のさまざまな製品開発に貢献できるソフトウェアを開発することが今後の目標です。機械学習やAI、IoTなどの技術が急速に発展しているなかで、それらを正しく理解して適切に利用することで、製品やサービスをより良く、また全社の業務プロセスをより効率的・高精度にしていくことができます。それらを自分たちが考えて実現し、会社の発展をIT、ICTの面から牽引していく。私はそんな将来像を描いていて、楽しみでたまりません。部署の上司・先輩から学びながら技術や知識をさらに高めて、頼りがいのある存在へ成長したいと考えています。