品質保証
当社グループの製品を安心してお使いいただくとともに、製品の性能だけではなく、お客様に製品やサービスをお届けするまでの企業活動の全てを「品質」として捉え、全社的な品質保証体制の整備に取り組んでいます。
品質保証に対する考え方
当社グループは、製品の設計段階から製造・検査を通して製品をお客様にお届けする全ての段階において、法令や各種規制事項を遵守するとともに、製品・サービスの信頼性、安全性の維持・向上が社会的要求事項であることを認識し、常にお客様の求める品質を提供することを最優先としています。
当社グループの製品は、情報・電子、自動車、書籍、産業資材、文具、包装など幅広い分野で使用されており、お客様の求める品質もさまざまです。当社グループでは、お客様にいつでもご満足いただける製品・サービスを提供するとともに、適切な製品情報を開示できる体制を目指しています。
品質方針
大日精化グループはお客様の求める製品・サービスを提供するため、この方針を定め、これに基づく事業展開をもって社会に貢献します。
- お客様に満足して頂ける製品・サービスを提供します。
- 法令・規制要求事項を順守します。
- 経営者、全社員で品質向上を目指します。
- 社会の変化に対応した品質改善活動を継続的に進めます。
品質保証体制
当社グループでは、事業部・グループ会社単位でお客様に提供する製品やサービスの品質に関して、継続的に改善する仕組みを定めた国際規格ISO 9001認証を取得し、「品質マネジメントシステム(以下、QMS)」を運用しています。
2013年に全社の品質管理関係者によって構成される品質管理委員会を発足し、年4回の全体会議を開催して方針の展開、情報の共有を行っています。2019年にはグループQMSの管理運営を担う品質化学品統括部を設置しました。システム検討を経て、2024年3月期からグループQMSの運用を開始し、全社的な品質管理体制の維持・向上に取り組んでいます。
グループ全体の取り組みとして、品質保証レベル向上のための各種研修の実施、原材料購入先・製造委託先の管理体制の見直し、組織間の連携・コミュニケーションの活性化促進、部門間の相互内部監査、品質化学品統括部による品質検査の監査を実施し、当社製品の品質の維持・向上を通じてお客様からの信頼と満足度の向上に努めています。
お客様の声を反映する仕組み
当社グループでは、お客様からのクレームに対して速やかに事実関係を確認し、適切な対応を行うよう努めています。品質上のクレームやトラブルについては、各事業部・グループ会社で原因を究明し、再発防止策の徹底を進めるとともに、その過程で得られた情報などを製品・サービスの開発や改善に継続して生かすことで、顧客満足度向上につなげています。品質・製品安全に関わる情報や再発防止策は、内部統制の品質管理委員会を通じて当社グループ全体に共有し、類似の品質トラブルの未然防止に努めています。
製品の情報開示
当社グループでは、製品の開発段階から法令および製品情報の確認を行い、製品の性能と安全性に関する情報をお客様に提供しています。また、製品検査の信頼性および透明性の確保に向け、データ入力ミスや改ざんを防ぐシステムの構築や、日常管理業務の見直しを進めています。さらに、安全データシート(SDS)の提供により、製品の有害性や危険性の情報開示に努めています。
2024年3月期は、製品の性能と安全性に関する違反事例はありませんでした。