技術系

先輩社員インタビュー 技術系A.IA.I
化成品事業部 技術統括部 東京応用技術第2部
2021年度入社/有機合成化学専攻

入社動機化学の知識を活かして、身近な生活に役立っているという実感が持てる仕事。

私は大学院で有機合成を専攻していました。研究内容の最終的な用途がイメージしづらい分野だったため、就職活動では学んだ化学の知識を生かして、世の中に貢献していることを目に見える形で実感できる仕事を探していました。そこで見つけたのが、大日精化です。色を扱い、その製品が身近なものにも多く使われていることを知り、魅力を感じました。
また、研究室の先輩から大日精化には穏やかで温かい人が多いと聞き、選考が進む中で実際にお会いした方々からもそのような社風を感じられたため、入社を決意しました。

仕事内容お客様と対話を重ね、関係部署やチームメンバーと協力し、多様な製品を生み出す。

私は入社以来、水性の顔料分散液を開発する部署に所属しています。製品の用途は建材用塗料、製紙、複写機トナー、文具と幅広く、仕事内容も多岐にわたります。
新製品の開発業務では、お客様の要望の聞き取りから、ラボでの試作、生産量を増やすスケールアップ、量産化までの一連のプロセスに携わります。一方、既存製品に関する業務では、原材料や製造工程を変更する際に、現行製品との性能・品質の均一性を評価したり、お客様が製品を使用した際に生じた不具合のフォローも行います。そのため、営業・製造・品質保証など社内の関係部署だけでなく、お客様とも密なコミュニケーションが必要になります。つねに多くのテーマを抱えている部門ですが、ひとりではなく、部内のメンバー同士で協力し合いながら進めています。

ある1日のスケジュール
8:45出社。メールと一日の予定をチェック
9:15製品サンプルの作成
10:30課内ミーティングで試作の情報共有
12:00昼休み
13:00製品サンプルの評価
15:30試験データのまとめ
17:00試験器具の片づけ
17:15退社
作業風景

仕事の
やりがい
各プロセスで直面する課題を乗り越え、テーマを前進させた時に感じる達成感。

お客様から依頼を受け、要望に沿った製品を開発するためのテーマの立ち上げから、製品を量産化し市場に売り出すまでの、全てのプロセスに関わることができるのが魅力です。お客様の要望を把握したうえで、進め方を考えていくのですが、タスクの優先順位づけや、スケジュール管理は簡単なことではありません。実験はトライアンドエラーの連続です。良いサンプルが完成したと思っても、お客様の評価と相関が取れなかったり、スケールアップで問題が出てくることも。そんな時は、上司や先輩、さらには営業、製造など他部門の方にもアドバイスをもらい、課題を解決していきます。そうして、一から携わってきたテーマが前進するたびに、達成感とやりがいを感じることができます。

大日精化の
魅力
お互いのワークライフバランスを支え合う体制と、チームでの連携。

ワークライフバランスを自身の希望に合わせて調整できることは、当社で働く魅力のひとつだと思います。フレックスタイム制度を利用すると、仕事内容に応じて勤怠時間を自分で調整できるので、混雑する時間を避けて通勤したり買い物やイベントなどに行くことができます。
また、私の所属部門では男性も長期の育児休暇を取得する方が多いと感じます。普段からチーム全体で業務を共有する雰囲気ができているので、引き継ぎやサポートの体制が整っていて、将来のライフステージの変化にも柔軟に対応できる職場だと思います。

今後の目標人々の生活に役立つ、より良い製品の開発に励みながら、社内でも頼られる存在へ。

現在、立ち上げ初期から約2年間携わっているテーマが、お客様の最終評価段階まで進んでいます。お客様に提案を採用いただき、責任を持って製品として市場に出すことが今一番の目標です。そして、自分が携わった製品が人々の生活に役立っているという実感を今後のモチベーションにかえ、より良い製品の開発に励みたいと思っています。また、今は上司や先輩に助けていただいていますが、さらに知識と経験を積み、周囲から頼られる存在になりたいです。