ハイテク&カラー 大日精化工業株式会社

文字サイズ

リスク管理

大日精化グループは、さまざまなリスクを包括的・戦略的に把握・評価し、優先度をつけて効率的に対処することで、経営目標の達成と企業価値の向上に貢献することを目指しています。社長執行役員の指示のもと、各担当執行役員と内部統制の各委員会によるリスクの抽出と対応策を実行する体制を構築しています。

リスクマネジメント体制

当社グループは、「リスク管理規程」を定め、各種リスクに対応しています。事業活動のなかで想定されるリスクは、定期的な社内調査や、経営層によるリスクマネジメント会議により、優先的に取り組むべきリスクを特定しています。特定されたリスク事項は、各担当執行役員が業務執行部門に指示し、対応の進捗状況を管理しています。安全衛生、環境保護、化学物質管理、情報セキュリティ、コンプライアンス等のリスク管理については、全社横断的に対応するための委員会を設置し、リスク低減のための活動方針の策定、業務執行の監督を行っています。これらは、中期経営計画と密接に関連づけて全社横断的な戦略として推進しています。リスク対応状況は定期的にCSR・ESG推進本部が取締役会、監査等委員会に報告することで監督体制が確保されています。2026年3月期は、全社的な事業構造改革として「事業ポートフォリオの見直し」「国内における生産・販売体制の効率化」の検討を進めました。

〈事業活動におけるリスク〉

1)気候変動への対応に関するリスク
2)環境規制に関するリスク
3)経済安全保障、地政学に関するリスク
4)人権、責任ある調達に関するリスク
5)市場・顧客ニーズの変化に関するリスク
6)技術革新に関するリスク
7)事業転換に関するリスク
8)資本効率と資産の活用に関するリスク
9)技術・技能の承継に関するリスク
10 )製品品質と製品責任に関するリスク
11 )プロセス安全・労働安全衛生に関するリスク
12 )老朽化設備に関するリスク
13 )サプライチェーンに関するリスク
14 )サイバーセキュリティに関するリスク
15 )人財戦略(獲得・育成・定着)に関するリスク
16 )ガバナンス・組織風土に関するリスク
17 )コンプライアンス・企業倫理に関するリスク
18 )ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンに関するリスク

事業継続計画(BCP)の整備

当社グループは、大規模災害などの経営危機に迅速に対応できるように、本社にて危機管理体制を整備し、各拠点にも災害対応の初動体制を設けています。これまでの自然災害や火災に加え、サイバー攻撃や原材料・燃料の調達リスクなども想定し、事業を継続するために必要な対策を事業継続計画(BCP)として検討し、収益性とのバランスを考慮して主要な事業や製品供給の代替体制の整備を推進しています。

未来を創るデジタル基盤と情報セキュリティ

当社は、本中期経営計画の基本戦略に掲げる「データ駆動型ビジネスへの移行」を支える強靭な基盤として、情報セキュリティ戦略を推進しています。

サイバーリスクへの対応:
事案を教訓としたグローバル・ガバナンスの深化

2026年3月期、海外拠点でのランサムウェア被害の経験を契機に、グローバルでのセキュリティ対策と有事の初動対応の重要性を再認識し、体制強化を図りました。

攻めのDXを支える守りのガバナンス

現在、長年培ってきた匠の技や研究情報をデータ化し、組織の共有知とするプロセスを進めています。これらの重要資産を守るため、ゼロトラストの思想に基づき、エンドポイントの監視をはじめとするセキュリティ対策を高度化しています。強固な守りにより、従業員が安心してデジタルツールを活用できる環境を整えています。

組織の壁を越えるコミュニケーションの革新

経営の意思決定を迅速化するため、コラボレーションツールによる円滑な情報共有体制を構築しました。全国各拠点とのリアルタイムな情報共有は、業務効率化だけでなく、有事のリスク検知と初動対応の迅速化に寄与しています。

リスク文化の醸成と人財育成

セキュリティはシステムのみでは完結しません。「一人ひとりが情報資産の守り手である」との意識を醸成する実践的な教育を継続し、正しく情報を扱える人財を育成することで、ITの活用とセキュリティを両立させ、企業価値の向上を目指します。